クローズアップ道場生!!

第3回 呉道場生

 しまもと   かずふみ
島本一二三さん
 昭和61年生まれ

 水曜日、午後7:30の本部道場。ここでは広島支部伝統の選手稽古、『帯研』が行われている。

 現在、『帯研』を引っ張っているのは全中国大会四連覇中の森 康歩弐段。その森弐段の指揮のもと、選手達の気合がこだまする。
手前右端が島本一二三選手。現在1級。

その中に一際若い選手の姿がある。島本一二三選手。昭和61年3月11日生まれ(なんと筆者が極真会館に入門した年!)の16歳である。入門は小学校1年生のとき。父であり、現在呉道場責任者の島本龍一さんの影響で空手を始めた。以来、交流試合では常に優勝を重ねてきた。昨年は夏季交流試合で一般初級に出場し、見事優勝。そして冬季交流試合では一般にエントリーし、優勝を果たしている。おそらく広島支部交流試合の歴史で、最年少の一般部チャンピオンである。
 そんな島本選手に今後の目標を聞いてみた。「とりあえず全日本ジュニアで優勝することです」
 昨年は高校軽量級に出場し、ベスト16まで進出した。目標とする選手はもちろん「森先輩です。自分もあんな動きができるようになりたい。それに村瀬剛史先輩、石原延先輩もすごく尊敬しています」
 その森 康歩弐段も島本選手には非常な期待をもっているようだ。
 「一二三はテクニックに走るのではなく基本もしっかりしています。5年後には広島支部を背負ってたつエースになってくれると思います。性格も素直で、今のまま、空手を楽しみながらがんばってほしいですね。又、まだ帯研には来たこと無いんですけど、棚田光次郎、稔光、植田洋平など呉の中・高校生がこれからの広島を担っていくだろうと思います」
 筆者も島本選手とのスパーリングを経験したが、その技の正確さと圧倒的なスピードに驚かされた。筆者は島本選手の父親の島本龍一初段と同世代だが、若い選手の台頭を体感することは本当にさわやかな気持ちになる。

 6月2日の夏季交流試合では古豪 田中敏雄弐段の執念の前に、僅差で敗れたものの、島本一二三選手は間違いなく、広島の期待の星である。

2002年6月3日 本部道場指導員 古本顕寛

 

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